
壁面緑化の種類とは?代表的な2つを紹介!
壁面緑化でよく採用されるのは登攀型と下垂型
喫茶店やホテルなどの壁面が植物に覆われた状態になっているのを見たことがある方は多いのではないでしょうか?あれは壁面緑化と呼ばれており、デザイン性だけでなく環境にも優しく、癒やし効果も高いので取り入れる企業も増えています。
壁面緑化にはいくつか種類があります。最も一般的なのは「登攀型」と呼ばれている方式。これは壁を伝って覆う形で成長する植物を利用する方法です。この方式は壁にネットやワイヤーなどを施工する必要がありますが、それさえ済ませてしまえば後は植物の管理のみを行うことで自然と壁面緑化が完成するというメリットがあります。
また、「下垂型」と呼ばれる方式も独特の空気感を演出するのに活用されています。これは壁の上部にシダ類の植物を設置しておき、植物を下に向かって垂らす形で生育させていくという方法です。少し変わった方法では育った植物をパネルにはめ込む形で利用するユニット型という方式もあります。この方法は特にデザイン性を重視する際に活用しやすく、用途や設置場所の雰囲気などに合わせて取り入れられるのが魅力。
壁面緑化に使われる植物は?
壁面緑化のために生育される植物で一般的なのは「ヘデラ・ヘリックス」や「ヘデラ・カナリエンシス」という蔓性の植物です。アイビーという名前で知っている方も多いかもしれません。この植物は季節によって葉の色が変化するので、季節の変化を感じやすい点も壁面緑化として人気の理由の一つです。他にも壁面緑化に使用されている植物はあるので、施工会社に相談してみるのも良いでしょう。
壁面緑化は、都心のビルや店舗、工場などが立ち並ぶエリアや、車の通行量が多いエリアにおいて、建物の劣化を最小限に抑える効果が期待されています。